MAKER

皆さんこんにちわ
この度アメーバブログで楽しませて貰います。
ブログでもオリジナルストーリーupしますので
楽しんでって下さい

長編作品
AWAKE
Decade-To-Say
書店、電子書籍にて発売中

記事一覧(49)

抹消の継承者編22

『Again Having』オレンジとピンクのプレートのついた蛇口を捻れば混合した味が完成する。濃厚な甘味と口残りを良好にする酸味が喉を潤し消費量が減り自ら立ち上がった。検証する為だろう。衛生面は常に自動的に産出するsystemで果実合成から着色から完成に至る迄全てが新鮮で健康に出来ている。改めれば古びてはいる建物だが埃は無い。知り合いは最新型の流産改良精製機械らしい。導線が幾重にも繋がり隣の部屋を見れば答えが出る「ったく、こんな機械があれば常にビタミンも接種出来て美容に良い暮らしが待っていてプチマダム気取りの堪能生活が待ってんぜ!ここの持ち主は何て名前だスカシ面!」オリジナルドリンクを作り再び席に座るファトプリカ「まぁ、確かに色々都合良く出来るからな。冷蔵庫の一番下を開ければ、材料ぶっ込めば料理も作ってくれっかんな。名前は……ROUGHBALGA【ラフバルガ】。聞いた事あんだろ?」ぴくりと一瞬反応し鋭くなる口調で語る「あの闘牛の突進18回連続で片手で止めたメチャクチャデカイいつも葉巻加えて″ニヤッ!″って笑う顎髭生えたオッサンか!?像を殴り倒したとか虎を回し蹴りで倒したとかバズーカ背負って砲丸投げみたいに余裕で世界記録更新したとか」「いや、ソイツは良く知らねぇが本来なら主夫になる予定だったが奥さんが鉱石取りに行くから出て行くって言ったら殴り合いになったら故郷が潰れたとかか?派手に体当たりしたらラグビーのオリンピック候補が複雑骨折したとかか?全部噂だから分からねぇが奥さんの名前ペリカトリーヌアンジャルスとかだって話しだな。だったか?」冷蔵庫の下から取り出したグラタンを運び取り皿を蛇口の下の収納入れから出て来る。食べながら会話は続く「もうこの話しはおっかねぇからブツ切りだ。しかし、それなら安心出来るぜ。何せこれからがじっくり堪能するからな!」移動の途中でSickから再び貸してもらった。懐から覗かせる報告書「ところでスカシ面、何故この書類に興味を示さねぇ?持ち主に返すだけで」「いいんだよ。何せその産物から得る情報がトンでも無ぇからここ迄に至ったがどうも目を通す気がしねぇ……よく判らねぇが」何故だか脳裏に過ぎる直感が警戒した。だがあくまでも理屈では無い「……そうか。スカシ面、てめぇの浅知恵なら確かに有り得る返答だ。けっ!これが世に出回れば世界中の首領達が地面から起き上がれなくなるな。しかも古代文明の少数民族が得た情報もしっかり書きやがって。けっ!」左手を椅子の後ろに回しながら表情が歪むSick「一体何を言ってやがる?」ファトプリカは報告書を観覧しながら質問する。微妙な表情の変化が珍妙である「″万物の真相″って本がポルトガルで今から57年前に発売したの知ってるかパー野郎?」「……いや全くだ。基本、本は読まねぇから知らねぇ」「まずは本の読み方すら知らねぇなら脳の思考経路を活発にする情報映像を想像して実行力で補う事だ。そうすればどのジャンルでも通用するぜ。だから面で勝負するダサ男は困り果てるぜ。ブルっちまう。うう……」ページを捲る音と目の前を通り過ぎる車の走行音だけがある静かな空間。付け加える会話の声「創造主はバカでかい世界を創り3体の摂理代行者にくれてやったって話しだ。確執が起きて世界を3つに割り干渉出来ない為に巨大な扉を創ったって話しだ。3つに切り取られた世界は独自の文明を創り現在に至ったって話しだ」ー何ブッ飛んだ話ししてんだ?ー「人類の始祖聖母オリテンシアが冒涜と背徳で産み出した異種がこの世界に干渉して数年前に馬鹿げた事態が起きた所迄書かれた内容だ。スッゲー!」ーソレ、信じるのが凄くねぇか?ー「とりあえず、理解完了だ!生きてぇ場所がある。USBの話しは無しだ。だっ広くて障害物が無い最適な場所に行こうぜ」「隣の部屋が最適だ」「さて、無事に目的地に着いたね」VERMILIONを途中で降ろし3人は歩く。広い倉庫が並ぶ工業地帯をゆっくりと。蒸気が煙突から吹き上がり、作業者達が通り過ぎる。場違いな3人ではあるがCARRYが白衣を着ているのである種、社会見学にも第三者からは取れる「ここに匿うように指示したから大丈夫な筈。どうせ封鎖した場所は感染症試験で足を止めざるを得ない。その場所から密かに入り強奪した……って所かなぁ?」数字が壁に書いてある倉庫で足が止まる。少年は表情が殺意にも近い程の陰りを宿す「2人共覚悟は決めてくれ。細胞変化が分子レベルなら取り返しがつくか解らない」「それって規模ならの話しに戻ると現象発動も有り得る?」「組織媒体が増殖だから無い。拒絶反応ゆえだよ」「化物がまた増えたのね。何なのかしら」その時少年は、ジャケットから本と掌サイズのノートをCARRYに渡した「僕の仮説と数式で表した確率性総体理論だ。本と照らし合わせて見て。CARRYは外を見てて」「何この本?今から約60年前に発行されたの?」「それだけじゃない。著者を見れば馬鹿げてる。これが一度でも時の権力者が知り画策したのだとしたら喜劇でしかない。僕の後ろをゆっくりとついてきてプレマテリア」頷き、扉を開けた少年

抹消の継承者編21

『過ぎ去りし日々に開墾』「久しぶりだVALENTINA【ヴァレンティーナ】。あれからどうなったかは気掛かりだったが」嗄れた声が安否を含めた言葉を投げかけた「デュアリバデス……アンタがここ迄に至った経緯が知りてぇな」戦闘に於ける態勢を解き壁に寄りかかったSick。攻撃を止め背を向けず距離を取るWET「テレンス報告書を持ち主に戻す事が目的だ。それ以外は無い」曇りの無い眼差しで一瞥した。風格は維持「つまりはさ~ここにいる人達の条件……って所かしらね?」反対側の道で3人を挟むように語るBLAIR。変貌速度が少しずつ前よりも遅くなる「俺は持ち主のティオーレと直接連絡した。返す以外の用途は無ぇ」「残り半分の内容を見てぇ。それだけだ。拒否ったら木偶の英雄ごと八つ裂きにしてやる。対処法はもう掴んだ。すっげー」両手で仕草した銀髪女「他国に譲渡する……が、出来ないなら諦めるだけだ。ちっと別件もあるからな」WETは携帯を取り出し【目的地】を確認した「じゃあな。降りる」「WET!」呼び止める声は怒声に近い「随分、都合よすぎんぜ。何かを」「企んでるに決まってるさ。だが、この状況で立場悪すぎるのも好条件な取引も無い。それは確かだからさ。それに……」銀髪女と目が合い交錯したのは「やたら報告書に興味を示したのは知りたい事があってしかもそれは肝心な事なんだろ!?」「けっ!知らねぇ方が世の為なんだよ」「何となく解った。満足だ」英雄ーーデュアリバデスの横を通り過ぎ姿を消したWET「さて、ならば報告書は」「しっかり届けるぜ。つうか、じゃねぇと俺がトンでもねぇ事になる」その時軽快な靴の音が響き何も無い掌から報告書が出てくる。手品のように。それをSickに渡す前に素早く手を動かし手に取る銀髪女。確認する「…………成る程な。これが発端の要因になった訳か」目を閉じ息を吐くSick「おら、スカシ面!これで間違い無ぇ!!全部だ」受け取るSick。バインダーファイルをコートの裏から出し近寄る「しかしまさか残骸者が関与するとはな」「他国に売るとしたら何処の国だったのかが引っかかんぜ。それがまさかよ」「合衆国なら……危ない話しだったわねぇ!まぁそれでも……とりあえずここ迄」「まてやぁ!」叫ぶ銀髪女「名前を教えろ」指先を顎に当て上向きになり唇を尖らせ……笑みを浮かべた「BLAIR【ブレア】。またね」そしてその場から立ち去る。何故か背後を見せているが正面で顔合わせしている感覚だった「デュアリバデス。アンタはまさか」「悪いが悪用目的なら」「そこまで人生博打して大損するほどギャンブル運強かねぇよ。へっ!」互いに笑みを浮かべ、姿を消したデュアリバデス「まてよ」銀髪女は壁に掌を当て考える。表情は険しく、すぐ横の二流俳優のポスターに手が当たれば顔面に拳を炸裂させていただろう。それだけ不快であり内情の淀みを実感していた「まさか……アイツがBLAIRか?」ー銀髪女は俺の五歩後ろで両手を組みながら何かを考えているようだった。そして本来の目的の場所にある寂れたBARの前に着いた。ここは裏家業を始めた時に知り合ったオッサンの遊び場で好きに使わせて貰ってる。外見とは少々違うのが中身であり扉を開ければ……ただのだっ広い部屋に中央に木製のテーブルと椅子があるだけだった。後はバカでかい冷蔵庫と蛇口が八つ。捻る所にプレートが付いてて味は違う。当然水じゃねぇ……ダイニングはあるが食器棚も無ぇ。冷蔵庫の横に収納入れがありコップだけがある。天井は電球一つ。高さは3メートルって所か。昔は外見と一致する店だったがオッサンにも本職がありその答えは奥に通じる部屋が答えを示した「おい、銀髪女!」「ファトプリカだ。そのノーマルな呼び名は格別頻度を下げるからノーだ。ケッ!」椅子に座り背中に背負っていた装飾をあしらった細長い楽器入れを置く。中身が相違なのは言う迄も無い。悪態を突くが年代を彷彿させる空間に少々落ち着く銀髪女ーーファトプリカ「何か飲むか?」「トロピカルドリンク。配合間違えんなよ、ケッ!」世上は多方面全てが標的を模索する事態が把握出来る程だった行き交う人々が事件が多発し視線を横断させながら逃げまとう。子供が躓けば慌てて近寄り抱きかかえ颯爽と逃げ出す。誰もがこの場所から遠退きたくなる。複数倒れていた警官に肩を貸す同業者や現場検証。そして高台から倒壊した瓦礫を撤去する作業員達。半生を街と共に生活する人も今日の出来事で引っ越しを考慮する人も多いだろう。中には嫌気が指した「しかし派手な事態になったな。通り抜ける手順はしっかりしないとな」依頼主に連絡する。視線を幾ばくか送りながら「悪いがずらかる」通話を終わり愛車の二輪迄走っていった「停まりなさい!前方の車!!」激走する!何かと衝突すれば大破しかねない程の速度超過!!決して目的を達成するまではスピードを緩めるつもりはない!!!「しつこいな!中々の激しいカーチェイスだな。ハッ!!」やがて直進すると人影が見えた。その姿に神妙な顔する少年と笑うVERMILIONに笑顔が耐えないプレマテリアとCARRY。JEEPが通り過ぎた瞬間!パトカーが傾き歩道に暴走し民間人に衝突!!そのまま引きずり飲食店の壁に激突!!!後続車のパトカーも被害にあうJEEPは走り去った

抹消の継承者編20

『Felt Use』 「ここにいる人は皆さん初めまして~だね」地面に着地した。胸元を開放的に開けた上下エメラルドグリーンの服を着た金髪の美女。表情や目元が徐々に変化し外見年齢が上下十歳は変わる程「報告書は倉庫に隠してあったのを半分先に持ち去っちゃった~残念……だったわね坊やと嬢さん達」会話の途中で表情が極端に変化。無邪気から妖艶に変化したーコイツ。よくは解らねえが底も見えねぇ……だが明らかにーーケッ!ドス黒さが滲み出てんな。中々手強ぇだけじゃなくてーー舐めたジャンキーが出やがってぇぇ!だが今はー「報告書の半分は交渉次第で……あげるよ。誰が欲しい?」踵を強く踏みstyleを強調する歩き方をする謎の女。ここから距離が近いのは……銀髪女!奇襲の飛び蹴り!!「ふふん♪」左足で防御!同時に両手の袖口から刃物が飛ぶ!!Sickは撃鉄で防御!!!WETは歯で受け止めた!!!!「やるじゃねぇか!ケッ!!」右拳を直進させるが首を横に倒す謎の女!軌道を変え肘打ちで追撃するが上体を後方に捻り半歩下がり回避した謎の女!!走り抜けるSick!!!跳躍し壁を蹴り全身を倒し謎の女目掛け蹴撃!全身を回転させ回し蹴りで相殺する謎の女!同時に銀髪女に右手の甲を放ち左手でSickの右目狙い目潰し!!「ちぃ!」「やべぇ!!」銀髪女はしゃがみ攻撃を遮断した直後踏み込む!空中で掌で相殺し左足を着地させ更に踏み込むSick!!その時、後方から低姿勢で迫り滑り込むWET!足払いを放つ!!!「遅いよ……それじゃね」足払いを左足で回避!更に後方に回転しながら下がりながらも怒濤の追撃をかわす謎の女!驚愕する3人!!!「大赦するよ……凄腕さん達♪けどまだ若すぎるねぇ!」ー何だこの距離幅が極端に変わる戦闘センスは!?ーーけっ!まるでーー1人の中に2人が同時にいてしかも瞬時に攻撃パターンが変わるのか!!ー「私一人じゃ……ちょっと辛いから増援を頼んだ。すぐ後ろ~!」WETは踵を返し拳を振り上げるが防御!!「派手な挨拶だ。残骸者」「んだと!?」「また、面倒な奴が!!」「グシャグシャにしてやるよ!英雄!!」「プレマテリア~!何してんだよ!!」昏倒していた。複数の警察官が「我慢ならなかったんだ」下を向き俯くが「私は感謝よ。ありがとね」頭を撫で上機嫌なCARRY「さっさと逃げんぜ!まってろ応援要請をするからな!!」近くの乗用車に近寄り……奇襲の殴打!窓ガラスに額をぶつけ反動に大地に叩きつけられる運転手!!「行くぜ!途中で乗り換えるからな。それと相棒!連絡を頼むぜ!!」後部座席に乗るプレマテリアとCARRY。少年は車に近寄り助手席に乗る前に射殺!民間人が銃を持って伺っている様子があったので念押しである。そして発進「一体誰にだい?」「依頼があってこの付近にいるらしいぜ……って昨日言ってたからな」運転しながら大通りを暴走する犯罪者達を乗せたジープ!激しいスリップ音が響き渡る!後ろから聞こえるサイレン!!「へ~そうなの?僕の予想が当たらなきゃいいなぁ?」「的中さ」口元が奇妙に動き若干引いた少年。窓ガラスを指先がカリカリと音を立てた「それ、やめてよ」「誰の事なのよ!?」僅かに小言を愚痴りながら携帯番号を打ち込み発信した「ちょっと助けて~援護だけでいいからさ~リパーク」後部座席で身を乗り出すプレマテリアと思わずはにかむCARRY「暫く我慢だな相棒。ハハッ!」上機嫌になるVERMILION「ところでWETは?」「逃がしたから問題無いさ。報告書は持ってるけどな。半分」光の無い黒目が大きくなる「意外に悪知恵働いたじゃん。それでしかも逃亡経路も確保したのかい?」「いや、実は相手側にちょっとした奴がいて……な!!」ドリフトしながら右折!スピードが出過ぎた原因で歩道の路肩を一部乗り上げたが気にする余裕は無い「BLAIRに助けてもらっちまった。しかも英雄と居たな」表情が激変した2人視る者を圧倒する衝撃AWAKE Decade-To-Say書店、アマゾンさん、楽天さん、その他通販サイトにて発売中!Drive An Impact!♯イラスト♯出版♯ Publication♯illustration

抹消の継承者編19

『Rage Winder Keeps 』意見とは一致するとしたら目的を見据え討論を繰り返した。だが「まさか……こんな厄介な事になるとはな」低い姿勢で死角から顔を覗かせるVERMILION「参ったな。あまりにも対策を散あ々頭を捻ったけど上手くいかせるのはやはりか……」親指を上唇に当て考慮する少年「やろう!助けるんだ!」立ち上がったのはプレマテリア壁の上には屋根があり2メートル近くあるVERMILIONが直立すれば頭をぶつける程である。目線の先はメインストリート。野次馬が沢山居て僅かな視角が確かに捕らえた。そして「まさかCARRYが逮捕されるとは……」「派手にやりあってタイミングが最悪でかち合ったか……予想外だな」少年は集中した。全ての善悪を手段を想定し脳内構築「2つある。前者は事情聴取を受け、留置所に入れられてる間の警察署を襲撃。後者は警察署に移動する間を見計らい接触だね」指先で道筋をなぞるように動かし状況を想像で膨らませやすくする為のジェスチャー「躊躇ってるな。今の説明本来なら逆だ。手順もな……何かあんのか?相棒」「タイミングが最高過ぎる。隣接都市で封鎖事態が起き、つい先程どっかの派手好きな相棒が仕出かした建物爆破だ。もし、政府直下組織WELVERに情報要請が行き届けばCARRYに興味を示すカス共が出る筈だよ」「なる程な。ヒュアルアズム【人物統合詳細機能】か。国籍から経歴迄調べ上げる簡略システム……有り得る話しだな。だが、敢えて後者に言った言葉は」「そう!紛れもなく……正解はって……まさかのマサカかよ!プレマテリア~!!」「おいおい冗談だろ!?」壁を背に裏路地で私物確認をする銀髪と両脇の細道から誰かが来るかを確認するSickと表情が強張り歯を食いしばり為す術が無く佇むWET「ありやがったぜ。これが欲しかったんだよな~ひひ~!」不気味な笑みを浮かべる銀髪女ー!?まさかコイツの目的も同じなのか?ーその時、年期を感じる茶色の表紙の書類を発見し開く銀髪女「ったくコートの裏に仕込みやがって……ふんふん。成る程、あのバケモンはこれを握ってやがったか」視線は視ずに周辺の状況を読み取りながら悟られずに考えるSickーコイツはまず俺を拘束してあの……クソ女の所に連れてくのが目的だったんだな。それが何かの理由がありWETの持っているテレンス報告書が優先事項になったか。確かに興味が沸くのは内容だー「おい!何だこれは!!内容が欠けてやがんぞおらぁっ!!!」「んだよ、いきなり騒いで!どうした銀髪女!?戯ゴってんじゃねぇ!!!」「な……んだと!?そんな筈は……まさかDAZZING【ダズィング】が!!!」動揺したのはWET!死亡した知り合いの名前を聞いて近付くSick「おいWET、どういう事か説明しやがれ。DAZZINGが何かしたような口ぶりじゃねぇか」「あの女!まさか小細工を」「したのは私~だよ」壁の上の屋根から声が聞こえた

抹消の継承者編18

『Wilde Situatio Gmic』走り抜けた先は道路であり激しい爆撃の余波が民間人達を釘付けにしている為か、やや通り抜けるのに一苦労である。その時「どうしてここに!?」「……よぉ!久々だな。元気だったかおい!!」上機嫌な表情で頭を撫でた。懐かしい位の再会を果たしたからだ。嬉しさのあまり腰に抱きつく「いやぁ、無事だったみたいだね。さすがは死に損ないトップクラス。笑っちゃうよ。あはっ」後方で笑う。悪戯な顔色を伺えた「よお、相棒!中々派手な事やってドギツイ奴らが攻めて来たから流石に焦っちまったな」「とは、言ってもまた、あの場所にどうにかして行かないといけない……かなぁ?予期せぬ志願要請しちゃったアネゴ肌に一票入れざるを得ない」「何!?どうした?」「実はさ……CARRYが単身で乗り込んじゃったんだよ」サイレンの音が木霊し機動隊が到着した。現状把握の為に見取り図を開き突破口を開く為に作戦を立てている「さて、パトカー奪って突っ切るか?」「レスキュー隊を何人か気絶させて、服装奪っちゃうかな?」「待って!2人とも。迂回して近付こうよ」三者算用の意見が飛び交い一致せずに、緊急出動した第三の部隊が居た事を知らない紅い口紅を落とし、軍服から私服に着替える。白いセーターとジーンズに履き替え、右後ろの髪を編み、後は自然な髪型に任せればいい。深いこだわりは一部である規律を重んじ機密は厳格に緻密な戦術は常に最先端だった。誰も彼女を差し置き前線を切った者は居ない誰一人として雨が降りしきり、雷が落ち、内心に意志が宿る。監視は徹底する命を下した。歩き出す。目的は明白で、自ら奪還する事を目的とした「私だ。久し振りだな」立ち止まり突然の着信に応じた「成る程。よくやった。お前の言葉なら信憑性は疑わない。感謝するぞ」部屋に戻り、椅子に座る「ここまで持ってきてくれ。報告書を。客をおもてなす準備をしておく」

抹消の継承者編17

『Ein schlaues Design und Einfallsreichtum』VERMILIONは依然、不適な笑みを浮かべたままだった。気がつけば距離幅は出来ていたのは咄嗟の反応だった。死線をかいくぐり戦地を踏み越え生存する暴挙の戦歴「お前らの密接関係は何処を主観に暴露すれば盛大になるかが見極めの快楽だな。ハッ!」正面には190㎝近い引き締まった鋼鉄の肉体と精神を持つ英雄。そして背後にはーまさかアイツが関与してるのかー中央に立つVERMILIONは左側の壁を背にした。前後の視界から左右へと切り替わる。見渡す為「さてと、これで俺に逃げ道は無くなった訳か。」嘲笑を浮かべた直後、拳銃を取り出したのは!「いいねぇ!!」同時に両手で拳銃を持ち二人の刺客に銃口を向けたVERMILION!!「これだけの大物二人に挟まれるとは俺の危険度も棄てきれない器になったか。ハッ!英雄!そしてBLAIR【ブレア】!!派手な招待だな!!!」160㎝程の身長とゆとりのある上下の輝く緑色の服を着た美女で20代前半の年齢を感じ表情次第で上下10歳くらい差が出る程の妖悦と無邪気を垣間見る顔立ち。金色のショートヘアと薄茶の瞳。悪戯な目元と胸元が色気を放出している。更に目元が細くなり口が横に大きく開いた……BLAIR「派~手じゃない?相変わらずの下染な髪質がウザッたぁ~い。さっさとDEATHれば~!?裏社会のクズ。ど~してこの国にいんのよ~!?」間が延びた言葉と嘲る唇と片目を瞑り微笑みながら安全装置を外す「ガキなような妙に魅惑を醸し出すのがよく解らないがまだ死ぬ程楽しんではないな。見逃して貰う為に交渉をするか」銃声!壁を背に二人に銃口を構える男の頬を掠めた瞬間、爆発するVERMIRIONの後ろの壁の部屋!!ー仕掛けは作動したか!ー即座に英雄へ向かい対峙!視界が英雄で障害になり機敏に動くBLAIR!!直進する蹴撃を蹴り上げ相殺!右拳を振るうVERMIRIONに対し左拳で防御する英雄!!「来るぜ!覚悟しな!!」爆撃が連続で発生し大轟音が響きわたり壊滅する建物!!飛び散る硝子や瓦礫が飛散した瞬間に爆発に呑まれ更に増幅!!!地面が傾き間もなく半壊する最中「派手に終われ!!」後方に跳んだ瞬間、天井から瓦礫が落ち視界は遮られる!煙がシルエットを浮きぼらせ佇む2人「逃げられたか」「さ~て、もっと意外な人がソコにいるよ」指をさすBLAIR。その先は爆発で露出する部屋に姿が一人「アンタ!何でこんな所にいるのよ!?」緑色の瞳は難色を示したーこれしかねぇー裏路地を歩きながらSickは光明を見出した。光が微かにしか当たらない位の道が屋根と屋根の間の隙間から覗かせた新たなる兆し立ち止まる。そして振り向く前に笑った「へっ!終いだ銀髪女。さしたるこの」振り向いた先に姿は無い息を切らしながらも走る!両手を振り前のめりの状態で走り抜けた。地面の障害物の正体に興味は無く飛び越え更に加速し右方向へ曲がる!「!!!?」急停止した。大人2人通れない道に待ち構えるかのように立ち尽くした存在は「中々、狭い迷路のような多方向の裏道で発見出来てスッゲー!日頃の行いが良すぎんぜ」「……TRY-GUNJESTAR【トライ・ガンジェスター】ぁぁぁ!」突進!最速で突き刺すように放つ手套!!左裏拳でハジき回転し後ろ向きで右足で蹴りを放つ!!!「だらぁ!!」左方向に強引に体を捻り回避した瞬間通り抜ける直前、右手で首裏めがけ手套するが上半身を前方に倒し、左足を軸に回転し、全身をしゃがませ回し蹴り!!直後跳躍するWET!左側の壁に足裏を当て前方に飛び込み全宙して着地!!そのまま走り去る!!!「やるじゃねぇか!ケっ!!」追跡する銀髪女!必死で逃げるWET!!滑るように最速で走り逃亡に精力を費やす!!!瞬く間に距離が縮み追い付く直前に足を止めた。前方の標的も同じだからだ。凝視しているかのように釘付けになる。距離をゆっくりと詰める銀髪女「んだよ。相変わらずよく目立つじゃねぇか」「テクニカルカス野郎!まさかお前がこのクソチビとだぁぁ!!?」「小せぇのはテメエの浅ぇ心だ。ケッ!万策尽きたな残骸者ぁぁ!!」緊迫した瞬間だった

抹消の継承者編15

『Shakespeare-Adventure-Can-Cea』「派手に転びな!ハッ!」攻撃!重圧な右拳を左腕で防御するが後ずさる!!破壊力の証明!!!「このまま眠りな!英雄!!」追撃!左拳を突き刺すように第2撃を放つ!!風圧が轟音になり直撃瞬間「甘い」右踵を軸に回転し距離が詰まり密接距離で左拳を突き上げる!!だが、右掌で受け止めるVERMILIONは左拳を振り下ろすが右掌で防御!!至近距離で睨み合う屈強の抹消者と覇者の風格を纏う英雄!!!「ハハッ!やるじゃねぇか!!」握られた左拳を更に力を込め押し切ろうとするVERMILIONは右掌で掴んだ英雄の拳を粉砕する目的に変更する「さっさと潰れろ。英談はお前の命の段幕を降ろす時に語り部に話させる」振り上げた左拳でVERMILIONの掌を損傷させ次手に繋がる戦略を立てる。右掌で掴んだ抹消者の拳を破壊する為、同意の手段を講じる「VERMILION。お前の身柄は最も恐るべき対象に引き渡す。その先は恐怖と絶句だ。安楽死が最良と知る事になる!」硬直を溶けず……互角!「一筋縄ではやはりいかないか……純血に悪意が滴り虐殺の限りを繰り広げた抹消者……生き場を失う覚悟をしろ」凄絶な眼差しと全てを圧迫する空気で押し切る勢いで殺気を放つ「派手な笑いを誘う戯言だな。英雄の影に潜む密かなパイプを暴いて同類扱いしてやろうか!?何故、この場所が判った!!?」病棟の廊下で対峙する二人は硬直を継続!直進の廊下で前後は屍の山!そしてVERMILIONの後方で突然爆発音!吹き飛ぶ人々!!その原因は「手~貸したげるからそっちで足並みを揃えてね」視線のみを後方に流し姿を確認。一室の半分の壁が粉塵と化す程の破壊力。屍の中に佇む人影「……成る程。そういう事か。大した繋がりだな」「ここで捕獲する。VERMILION……お前の知る情報を欲しがる人物がいるからな」VERMILIONは踵を最大の力で踏み、靴の中に仕掛けた【何か】が砕けたメインストリートは活気である。様々な店がありCARRYは笑顔でありプレマテリアは目当ての店を探している。そして耳の奥に仕込んだ装置から察したのは「!!!?」突如、立ち止まり瞳孔が拡大した。手に持つトッピングを豪勢にあしらったhot dogのケチャップが地面に落ちる。傾けた為だ「うわ!勿体ないから止めてよ!」「ハンドフード好きよね、お嬢さん」やや、前方で呻くプレマテリアと悪戯に笑うCARRY。獣の如く口に詰め込み、親指についたケチャップを舐め、ついでに上唇を舌で舐め回した「この周辺にさ。災害が起きた場所ってある?」「何よ急に?どうしたのよ?」街頭に目を配れば電化製品を豊富に揃えたチェーン店があり、一足先にプレマテリアは向かっていた。外に置かれたTVを見れば「ニュース速報だね。突然、建物が爆発したみたいだよ。この近く……なのかな?」早走に家電店に足を運び割り込むように入る少年。カップルが苛立ち「割り込んでんじゃねぇ!チビ!!」肩を掴んだ瞬間、腕を掴み捻る「僕に触るな、薄汚い馬鹿面」殺気を放ち更に力を込めれば悲鳴をあげ苦痛の表情を浮かべた。少年を中心に気づけば十数人に囲まれていた「何やってんのアンタは!?」慌ててかけよろうとしているが、反対側の道路で交通状況が頻繁に自動車が通る為近づけない「何だよこの悪そうな奴らは……君の大体、友達かなあ?今、ザコに構う暇は無いんだよ!」捻り上げ乾いた音が鳴る!悲鳴をあげるカップルの女!!木霊する直前に顔面を蹴り吹き飛ばした!!!「関節が屈折されると修復した後が面白いんだよなぁ。なんせ位置よりも根本だからさ……骨盤の歪曲なんて不偏の生涯を辿っても真っ当の認知すら気付かない。実に喜劇じゃないか!」更に肘部分の骨に衝撃を与え投げ飛ばす!尻餅ついて後ずさりながら周囲に叫ぶ「ば~か。無価値のゴミ共、15秒は持たせろよ」指先を鳴らし口元に笑みを浮かべ輝きの無い黒い眼球が更に深みを増した

抹消の継承者編16

『弦粛』会計を済まし飲食店の外を見れば遙か先の高台の建物から煙が出ているのが見えた。目に映る視界は日常であり広い年齢層の人々「ふ~中々たらふく食ったから満足感はでかいが、歩きながらアップルパイ平らげなきゃいけなくなっちまった。また、トイレに行きたくなっちまうよ。うう……」悲しげな表情で大きめの袋からアップルパイを取り出しながら口に入れる銀髪女ーこの女、1ホールで頼んだのかー「会計を払った多少の懐に免じて香ばしい焼きたてのリンゴを手で煽って嗅がせてやる。褒美だが一欠片もやらねぇ。至高の意地に憧れやがれ!ケッ!!」唾を吐き、僅かに垂れる涎を吸いながら頬張る。移動しながら会話は続いた「よく聞け、食い意地張りまくりのドチビ女。派手な金額分、散々食い散らかした料金払った寛大な対応にまずは感謝しやがれ。貴重な情報も入手したのも俺だ。便所で楽してタダ飯食った贅沢女なんざ、中々のVIPモンだ。感謝しやがれ」歩幅を多少広くし自然と誘導する「浅ぇ浅ぇ。可憐な美女と同じ空間を堪能出来たスカしたドブグズ野郎を受け入れた処置すら理解外のパー野郎には空気すら読み取る事すら困難極まりねぇ程の救えねぇ能無しがぁ!おらぁ!!払ってやっから受け取りやがれ!!!」硬貨をSickへ向け投げcatchする「んだと!?」「迷惑料と侮辱料と足りねぇ脳味噌に叩き込んだ授業料含めた、金額がソレだ消費者野郎!価値を改めて自覚してくんだなぁ!!」「どこまでもザケてやがる!」ージュースすら買えやしねぇー「無価値のカス野郎はどこまでも果てしない地平線のような広すぎた空っぽな脳内を埋めるのに死力を尽くした大らかな誰もが憧れる心ぉ!何百と$を手術にブッこんでも手に入らない美貌ぉ!!天は2物を与えちまったからな、チっ!」口にタバコをくわえ火を点けずに一息し吐き捨てる「シケた味だぜ!堪能する事すらままないのは自分で事実を口にしちまった罰ってヤツなのかもな……つれぇよ。うう……」ーこ、ここまで凄まじいヤツがいるとは想定外だー唾を飲み一汗が頬を伝った歩く場所が狭い路地に変わる。廃棄物収容箱をよけ大人一人通るのがやっとの道を歩きながら悪態が続く。何となく感障りな二流俳優のポスターが少し剥がれているのが似合いだと感想を胸中でしまった「こんな人気の無い場所に連れ込んでプリっした張りのあるケツをまさか……触ろうと試みようとしてんのかどこまでもクソ野郎!おらぁ!!変態の片鱗見せやがったら圧倒的な実力でねじ伏せてやるぜ!!!ケッ!」無言、体の向きを僅かに変え地面に置いてある酒瓶を収納するケースをかわし……脳内で構築した。複雑な糸が暗闇で無贈に絡み一つのObject【オブジェクト】が形成されるような感性……構築された手段ーつまりは……コイツは如何なる状況でも決して揺るがない確固たる精神でハネ退けやがる。怒濤のゴリ押しで圧倒する【口】撃力。確かに凄ぇ……だがー先へと進めば開放的な景色に再びなる。厚い雲が流れて来ているのを体感温度と上空の景色で確認した。わりかし少人数の商店街を迷わず目的地へ急行する為、多少速く歩く。すぐ後ろを足跡を消しながら歩く銀髪女。悪態つきながら更に暴言が続いていたーしかも厄介なのは尽きねぇ中傷の数々と隙を与えれば更に傷口に激熱を流し込みやがる。つまりは【口撃】に特化しながらも追撃が多用に策がありしかも計算外と思いきや妙な確信をつく天性の感性。ずば抜けた独自のセンスを持つ天然の要塞……これ以上無ぇ程の強敵だー「おら、スカし面。若ぇからって優しくする程、甘さなら与える余地は存在しねぇ。完膚無き迄絶望を教えてやる……成長の発端に繋がる慈悲すら与えないのはせめてものの慈愛だ。やべぇよ、涙が……ふぁぁ」ーコイツを目的地に着く迄に負かす必要があるー「そういえばよお……」空を眺め思い老ける「何か降りそうだな」「雨に決まってんだろが、スカシ面が。ケッ!どこまで馬鹿なんだテメェは」Sickは最も難易度の高い指令を自らに課した空中で左足で蹴りを放ち右頬に炸裂した瞬間、体の向きを右方向に変え左足を勢いつけ下ろし右足を振り上げ顎先に直撃し吹き飛ぶ!「何だよ、後三秒も余ったのかカス共」呻き声が周囲から聞こえ苦悶、苦痛の表情を浮かべ地面に倒れている十数人の男女。悲鳴にも似た声の方向に告げる言葉「″人は皆、等しく存在し語る言葉に上下は無く、誰もが自由を掲げる事こそが平和の象徴″と偉人は過去に言葉を残した。年表は確か共和制国家の革命の前哨戦の時だった……かなぁ?不平等の状況で無様な醜態晒した軟弱共、不公平な強さにしたらある意味対等だ。手間どらすんじゃねぇよ!」顔面を地面に押しつけ見下す「公衆の面前だからここまでにしといてやる。非常事態で僕の理解者達の前だ。見逃す理由が三つあって良かったな」髪を僅かに掻きながら遠のく。視線を配ればあとずさる野次馬ただ二人を残して「相変わらず鋭いじゃない。しかし派手ね~」「暇あったら手合わせしてくれるかなぁ?」「離れよう。急ごうよ」「プレマテリア、CARRY。ここから海岸沿いに走り鉄塔が見えたら東に向かうと金網があってsecurity【セキュリティー】装置がある。その場所の装置には決して【触れずに】金網を辿り、電柱を発見したらその下のマンホールに入るんだ。後は南に進めば着く」右目に皺が寄るCARRYと眼が大きく開くプレマテリア「緊急事態だ。まさかのマサカの要請が来た。先に行っててくれ。後ですぐ行くよ」

抹消の継承者編14

『Esthetiek en vulkanen』「何か私が保護者みたいじゃない。実際は逆よ」ヒールの音が勢い良く鳴らしながらCARRYは身振り手振りしながら両脇の二人の頭を撫でながら歩く。上機嫌な為である。まんざら嫌では無い少年と片目を瞑りながら笑顔になるプレマテリア。晴れ晴れな午後の空と活気付いた街に解放された為か軽快なCARRYの緑色の瞳に映る景色は爽やかである「ねぇ、どれくらいの危険階級?」「LOST-FAUND」動揺し僅かに視線を逸らすプレマテリアは、ショルダーバッグの紐を強く握り、少年は依然、無表情である「そ、それってどういう事か全く理解できない」「理解か……あの衝撃から数年経ったけど脳裏から離れない。だが今回は何か違う気がするよ」歩幅を広くする少年と小走りになるプレマテリア。その前方で後ろで手を組みながら歩くCARRY。周囲には様々な人種の沢山人々「どの位の規模で観測してるの?」「この見渡す限りの人の数……かなぁ?」ー数百人は下らないのかー「空気中の汚染からの現象?それとも変異からの不可侵領域が悪癖と重なる事態なの?」くすりと笑い悪戯な表情になる少年「前者なら大気汚染を主体にした有害現象。後者ならば」「……常軌を逸した超越現象」二人の足跡が止まる。見上げれば大人の女性。両手を腰に当て保護者の顔して見下ろしている「子供らしい会話を一つでも織り交ぜなさい」「それって……どんな?」「天才の苦悩はささやかな事だよ。CARRY……僕が輝きの無い瞳で″待って~あはは~!″とか訊きたいのかなぁ?″僕が捕まえたらカジノで君が60000$注ぎ込んで派手に豪遊する番だよ~″とか言ってお花畑で子供の遊戯を楽しめばいいのかな~?」「何でそういう発想になんのよ!」「僕、競歩だったら捕まらない自信あるかも」「アンタも!?」騒がしくも愉快な一時Il tempo【同時刻】Sickは自然動作を織り交ぜ後ろを向く。視線のみを動かし周囲を見渡す振りをしながら正面を見れば猫背の銀髪女が飲み干したフルーツジュースを僅かでも残したく無い為、ストローをかき回し氷を溶けさせコップの中を空にする為である。ガラガラと音がする。だが、瞬きはせず深く息を吸い内心に感情を込めた。深海の底で微かに光を灯しながら輝きを消さずにー刺客かー中央にテーブルが一つ。正面は三つのテーブル、景色は木製の壁に植物があり、音は様々な声と遙か先の波の音。後ろの椅子がガタリと鳴り着席した。僅かに視線を上に向けテーブルの上にある炭酸水を銀髪女のテーブルの方からわざと手を伸ばし飲み干した。少なからず七つはある色とりどりのドリンク「やだぁ、私が一番楽しみにしていたサイダーだったのにぃ~」一瞬喉仏が警鐘を鳴らし炭酸が食道で踊るが耐え凌ぐ「る……せぇ。俺の好物が目に移る場所にありあがるのが悪ぃ」口元を膨らませ、テーブルに軽く握り愛嬌を醸し出した「この人の皮を被った悪魔ぁ~もう、知らない~!」テーブルから立ち上がる「メニューはお決まりでしょうか?」椅子から立ち上がる時に妨害が入った。刺客は座りながらメニューを頼む瞬間、銀髪女が横切る、無邪気な表情の裏腹に秘めた豹のような獰猛の瞳。殺気を消してはいるが一瞬で肉食獣の喉元に牙を突き刺す狩猟の野性「かしこまりました」深々と頭を下げるwaitress。直後、Sickは撃鉄を取り出しSalender【催眠消音弾】で発砲!同時に銀髪女はwaitressに声をかけ「アップルパイもう一つ。後、トイレはどこ~?」童顔な眼差しと身振りで無知を装いwaitressに案内を頼み、テラスから退出し、Sickは立ち上がり、催眠状態の刺客の着衣を調べた

抹消の継承者編13

『Just One More Faith』「!!?」身を乗り出す勢いで立ち上がれば知らない部屋であり自分がベッドの上だと認識するまで時間がかかった。激痛が全身に走るWET【ウェット】「中々、厄介な程、強過ぎたな。ハッ!」頭痛と吐き気が伴い思わず額に手を当てる、声のする方向に視線を流せば「VERMILION。ここは」「担いで何とか裏特権のmotel迄は来れたな」老朽化した建物の中身と言えば妥当だろう。ベッドも椅子もテーブルも年季が伺える。壁も多少汚れがあった。入り口のドアの横にある落書きが他国の言語で書かれているのが気掛かりだったが解読出来ない為、興味が失せた。狭い個室で六畳くらいだろうか。ソファで寝ていたのだろう、VERMILIONと呼ばれた男の下半身にはsheetsがかけられていた。起き上がれば2㍍近くある長身で鍛え込まれた体躯を重苦しく起き上がらせる。だが表情に曇りはさして無い「何であまり手を出さなかった!!何してくれてんだこの木偶の棒!!!」片足をベッドの上に立て膝の上に腕を置き悪態をつく「おいおい落ち着けよ。ちっちゃい女があれだけ怪力で速すぎるから連打を急所に浴びちまった。痛ぇな」笑みを浮かべ起き上がれば天井と頭部が近い。握り拳を作り……壁を殴る!粉砕し亀裂走る!!破壊力の証明!!!「さて、楽しもうじゃねぇか!」「派手さ加減今更出してんじゃねぇ。クソ野郎!」起き上がりベッドへ向け足を振り上げ下ろす!真っ二つに割れ口元が歪むWET!「TRY-GUNGEASTARぁぁ!五臓六腑まき散らしてやる!!」「……?」VERMILIONは突然、ドアへ視線を向ける。近づき……爆発!!!跡形も無く吹き飛ぶ部屋の入り口!!衝撃で床に激しく全身を叩きつけられるVERMILION!!!「まさか、新手か!」刃物を袖口から出すWET!爆発直前、自ら後方に飛んだ為、さしてダメージも無く反撃体制を取る!Shot-Gunをtableから取り安全装置を外す!!「派手な抹消者達の末路は相応しい」「誰だ!!?」ーこ……の声どこかで……何時だかー「目的の為とはいえまさか大物二人か……怪奇だな」煙と破損した部屋の一部から特定出来ないが低く度を増した……嗄れた声が聞こえた「さて、お前達が手にしている物を渡してもらおう」入り口に踏み込み黒bootsが見えた、全体が露わになる。Dark-Brownの髪と瞳。黒いlong-courtに胸元を開け引き締まる胸筋が垣間見れた。破壊された残骸をlong-bootsで踏み部屋に入る「お前は!?あの時の!!?」「一年半ぶりか。残骸者、この状況の邂逅は数奇を辿る。そして不運だ」「おいおい、落ち着けよ。あんまり勝手なら派手に乗るぜ」不意打ちの右足で蹴撃!即座に対応しshot-gunに蹴りが入り吹き飛ぶと同時に蹴撃をguardしlong-courtの胸ぐらを掴むVERMILION。にらみ合う「行け!窓から飛び降りろ!!」従った!即座の行動が生命を長引かせる!!右腕で捕まれた腕を強引に解放させる。だが、力を込め互いの握力と筋力が対峙し硬直。眼光が近い距離でギラつかせる「まずはお前からだVERMILION。テレンス報告書は回収する」「やってみろ」爆発音と共に距離を僅かに取り……拳が交錯した『Tragödie Berlins wieder』「この街は嫌いじゃねぇ。何か楽器みてぇな名前してちょいと笑っちまうが腸から小気味悪ぃ振動が込み上げて……ひひぃ~!」ーわ、笑い方が気持ち悪ぃ~ー思わず唾を飲むSick「っは~!食ったぜ~!!かなり美味かっ……げふ~!」ー大概女に対する偏見は無ぇが下品は論外だなー許せないのだろうか。唇が下に下がり僅かに空気が漏れる。そして苛立ちをしめす髪を指先で後方に勢い良く流したーだが、妙だぜ。コイツの面が……俺の好みなのか?大した幻滅レベルにならねぇのはー雲が流れカモメも横切り涼しい風が食物の香りを運び平らげた大量の食事に満足したがまだ足りないのか店員を呼ぶ。漂ってきた香りが好物のアップルパイだったのが決め手だ「話しを戻すぜ。医療先進国のデータは確かにあるが質問に答えられる内容かは別だ。三つあった。つうか現象発端って何なんだ?」「昨日の夜に起きた事態だ。アレと全く同じあり得なぇビックリもんだ、うう~恐ぇ」ー!!!ー「その手掛かりがあるかはテメェで確かめるしかねぇ。好都合は俺から言わせればクソだ。交渉成立なら場所を移動するぜ」「どっちにしろそういうハメが丸見えだ。ケッ来やがった」後ろを振り向くSickAWAKE Decade-To-Say

抹消の継承者編12

『Est rempli de l'émotion profonde』クラブサンドは好物であり日頃の上品に咀嚼するのとはかけ離れる程、口いっぱい広げ噛み付くプレマテリア。対象の女性はゆっくりと堪能しながら上機嫌でフルコースを味わう。雲が流々と流れる上世界の快晴が料理を楽しむ二人の時間に爽やかさを運ぶ青空その時、影が僅かに覆う。プレマテリアは見上げる。知っている顔だった。反対側のtableに座る赤髪の女性は思わずむせた。白ワインを口にふくみ、軽く作る握り拳で胸を叩いた「まさかのマサカだよ。君達と出会えた僕の強運に感謝。何より奇遇過ぎて笑っちゃうよ。あはっ」手につけてない水を飲み少年は笑った「どうしてここにって?現象兆候……恐らくだが【取りこぼし】が仕出かした悪夢が現実になった……君達の意見をたった今、凄く知りたいなぁ?どう思うCARRY?」「アンタは相変わらずね。元気そうなくらいじゃない生意気なガキ。ふふっ」皮肉を含む笑みを浮かべる赤髪の女性……CARRY【キャリー】口に運ぶ速度が落ちるプレマテリア。少しだけだが右目蓋が微かに細くなるが少年の角度からは気付かない「それってあの【化け物達】が言っていた次元干渉変動の排出の事?タイミングが理解外じゃない」「理解なんて最初から度外だよ。それだけの存在が引き起こす超常現象だ。空飛ぶ謎の円盤と同格だね。同質じゃないけど」「ここまで突付くのは意見だけじゃないわね。何を頼みたいのよ?」口元が緩む少年「現地周辺にさ、中々驚愕末路を辿った悲惨な被害者いるんだ。二人とも行こうよ」『樂龕』「さて、スカシ面。ケツ振りまくって逃げた割には潔いじゃねぇか。認めてやるぜ。ケッ!だがケツの青さが招いた逃げ腰が引けて差し出した汚ぇケツを好む女は世界でただ一人だ。洗ってから来やがれってんだケツみてぇな顔と一緒にな。そしたらプリケツ面に格上げだ、スッゲー!」ーんだと?ここまでグダったタコは中々珍し過ぎんぜー反対側のtableに座り片腕を椅子の後方に回しながら難色を示した表情で目の前の外見が少女を見る。前髪が瞳にかかり目元に影が加わり凄みが増すが意に介さず微動だにしない銀髪女「テメェには質問がある。ここに来たのはその為だけなのか?」ピタリと止まり一瞬表情が険しくなるが丁度、太陽の眩しさで遮られSickは気づかなかった「さぁな。つか、力づくで引きずるのが最短だが少し考え物になってきやがった。けっ!優先事項が出来たからな。可憐だから注目浴びちまうのか。罪だから仕方ないがたりぃよ、うう……」人差し指と中指を円を描くように動かし店員を呼ぶSick。好物を頼みjacketのポケットからUSBメモリーを取り出し中央に置く「そうか。奇遇だな。俺も同業者がヤられてどうも厄介過ぎるカス共が多いからな。取引に応じる気無ぇか?」「……誰に口聞いてんだガキぃ。ザコの弁えは狭い部屋の角で床についた汚れを指先の爪で取り払う位のセケぇ扱いなんだよ、このションベンガキぃ!2ヶ月は早ぇ!!年越してから来なぁ!!!」ーくっ!何て話しになんねぇ女だ!!マトモに話しにマジで成立しねぇー人差し指で音を立てながら唇を噛む。冷静に語る為だ「この中身は色んな情報が入ってるが、かなり際でぇ事もある。敢えていえば世界の裏で更に隠された秘密もな。もしかしたら知りたい情報も入ってるっかもだな。とにかくありすぎる位だな」食事が止まり、視線を僅かに横に流し銀髪女の目元が細くなった。沈黙が続き「一つある」再び眼が合い、銀髪女は口にした「医療先進国の現象発端の記録があれば……協力してやる」

抹消の継承者編11

『Neatendita Renkonto』世間は休日の午後手に持つのはscarf十時間前の悲劇の対象の持ち物を手の甲に巻き付け歩いたー何だかあっという間じゃねぇかよ……まさかDAZZINGがこんな事になー後悔が後を付き纏いのし掛かる身体は重圧ーだからこそやるべき事があんなー鋭く咎めた自己の精神その先は我欲を越えた決意継承する遂行外出禁止令が出た場所から離れ生活に支障の無い街へ着き現在は昼食を採る為に周囲の飲食店を捜す為に視野を遠くしながら歩いていた″ネステンラシティー″この場所は共産国首都と山域の中間にある中規模の都市は自然食を主体とした山菜料理が人気を博し度々、報道番組の1枠に紹介される程である。歩きながら見物すればOpen-Cafeが目についたー何か程良く美味くてそこそこ客の出入りが激しい店がいいなぁ……行列は待ちたく無ぇし客が居なすぎても何か微妙だかんなー行き交う人々の数が栄えて賑やかな国だと納得した。挨拶が非常に多く笑顔が絶えないのは良好だからだろう。何となく口元が僅かに緩んだ。大通りは人で埋め尽くされている位に外出した民間人の量は伺えただからこそーあそこだ。狙い目だなーある店に入った三角系の看板に描いてある絵はコーヒーカップにビーズアクセサリーが彩られた女性が魅了されるような場所″AIDECO-CAFE″扉を開けば一望すれば繁盛を伺える。この店を選んだ理由はSickにはある。奥へ行くと室外になっていて景色が植物と開放的な景色だからだ。何となく食事の時は満喫したいと思った周囲は女性客が大半で男性客は家族で食事をしているのを除けばSickは浮いてるが本人にはどうでもいい話であるやがてテラスへ行き扉を開ければ異質だった。一人しか客がいない。豪快に食べていてしかも平らげた皿の数は圧巻である。何より驚いたのは「はぁ~うっめぇ!これだけ派手に食いまくれば疲労もブッ飛んで更に暴れまわれるな~スッゲー!こんなに店に貢献出来る客は尊敬されるってもんだよな~!!」ーウソぉ……何でだよぉー目が合った「あっ!てめぇ!!このスカシ面ぁ!!!逃げんじゃねぇぞ!!!!後、15品食うまで待ってろやぁぁ!ケッ!!」