ANIVARS ROAD16
『Superstites et Victimas』
分岐点を曲がり歩き続けるSickは首を振り音を鳴らし警戒を強めた。同行者のLectat【ルシャト】は流し目で周囲を観察しながら身に纏う感情は殺意
互いに会話は無く歩き続ける先は広い鉱山のような場所であり道はわりかし広いが標高があり崖と呼ぶに相応しい場所である。飛び降りれば全身の臓器が潰れ生涯は終わるだろう。底無しである
Sickは顎を上げ眼孔を鋭くした
Lectatは表情を崩さず依然余裕である
上り坂を踏み出し感情を高ぶらせ走り出す!
ー手を休めんなよー
ー君がねー
目で合図し上体を低くして激鉄を取り出すSick!
集団で屯にしてる場所を目掛け発砲した!!呆気を取られ反応が遅れる集団!後ろから援護射撃をするLectat!!臨戦態勢を取り凶器を取り出す直後、滑り込み距離を延ばした瞬間に踵を力強く踏み上体を起き上がらせ更に加速し跳躍し顎先目掛け左足で蹴り上げる!更に空中で身体の向きを変え右足を蹴り下ろすと同時に一瞬で複数がLectatの放った銃弾で倒れる!!!
ーコイツら!!ー
最速でしゃがみ右方向の敵に足払いをし宙に浮いた!即座に両手を地面に付いて上体を後方に倒し空中へ跳び後方回転する最中再びLectatの銃弾が周囲の敵を射殺する!!徐々に距離は近くなり激鉄をガンホルダーに収めた
残り3人
そして縄で拘束されている人質らしき存在
僅かな静寂
始動した!
第一の刺客は地面から放つ強烈な蹴りを左腕で防御するSick!突如真横に右腕を
伸ばした!!第二の刺客に対する牽制!!!Lectatが動く!第一の刺客の足を浮かせ通り抜ける直後Sickの右拳が顔面に直撃し打倒する!!!すぐさまLectatは移動し第三の刺客に攻撃する!!
拳撃、蹴撃、 掌底、裏拳、
連撃は遮断されるが依然、笑みを浮かべたままである
ーやるね。流石は【専属軍隊】ー
第三の刺客が迫る!瞬足で回転し突き刺すような蹴りを左方向に回避!同時に右拳を直進させるが左手の甲で防ぎ流れるように下降させLectatは腹部に拳を振るうが右膝で防御!!意識を下に向いた刹那Lectatの視界が拳になる!!!!!
苦痛をあげる第三の視界!
Lectatの左足が後頭部に当たる!!爪先を曲げ直撃させた!!!
「洗練はあるが斬新では無いね」
更に詰め寄る!よろめきながらも鋭い拳を突き上げるが同時に攻撃し交差した時に第三の刺客の顔面が空に向く!攻撃を寸前で回避し至近距離を更に縮めた為LectaTには直撃に至らず
刺客が攻撃する刹那腹部に左拳が当たりLectatの右手が脳を叩き揺さぶり更に顎先を拳が掠め崩れ落ちる直後!左足が刺客の右頬を捕らえ吹き飛ぶ!!
「さてと」
次なる標的へ
上体を斜め前に倒し踵を強く踏み左拳で脇腹を突き刺し右拳が顎先を捉え第二の刺客が後方に飛ぶと同時に走り出し宙に浮いた刺客の顔面目掛け拳を振り下ろし打倒!!!
「あれ?終わっちゃったの?」「テメェが遅ぇからだタコっ!」
後方を見ずに返答し″へっ!″と笑いズレたjacketを肩を回して直し後方を見ると視界はLectatと拘束されてフードを被っている人物
互いに目を合わせた後、半歩下がるLectat。左手には撃鉄を所持し銃口を向けた。ゆっくりとSickは近づき
!!!!!突然の銃声!
「んだよいきなり!?ぶっ放すんじゃねぇ!!」
「遙か先の柱に誰かいる」
「……んだと!?」
「どうした事か。人一人隠れられる範囲ではあるね」
「マジかよ」「マジじゃない。嘘だよ」
動揺し表情が 引き攣るSick
「とりあえず身包みを剥いでダディなら金品の豊富次第で好条件なら救助しよう。駄目なら笑顔で手を振る。レディなら美貌次第で安全救助で残念なら仕方無い。この場で置き去ろう。切実な顕著が自然の在り方だね」
「何言ってんだよこの腹黒野郎」
フードを取り顔を覗いた
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